ただウイルスに感染しているだけでは、B型肝炎給付金が受け取れるかどうか分かりません。B型肝炎給付金を受け取るためには、ウイルスに感染した感染源も問われる事になります。
集団予防接種が原因となり、ウイルスに感染したという事が認められた場合、B型肝炎給付金が支払われます。ですので、B型肝炎給付金を受け取る事ができるかどうかという事は、その感染源が非常に大事です。
また、随分前の事ですので、感染源の特定が自分だけでは難しいという人もいます。しかし、B型肝炎給付金の事で弁護士に相談すると、感染源の特定に力を貸してくれます。結果として、事実関係がはっきりして、救済につながります。
認知を広めたいB型肝炎給付金
近年では、あらゆる所でB型肝炎給付金に関する広告を見かける事が多くなりました。しかしながら、B型肝炎給付金については認知を広める事が重要だと考えられます。
B型肝炎給付金を受け取る事ができるにも関わらず、まだ自分がB型肝炎給付金を受け取る事ができるという事を把握できていない人が多い様です。
また、B型肝炎給付金はいつまでも請求できる分けではありません。残りの時間も少しずつ減って言っています。そのため、救済を受けるチャンスを逃さない事が何より重要だと言えるでしょう。
周囲に該当している家族はいませんか。もし、可能性があれば声をかけてあげるなど、手続きを行う事が大事です。
資料収集が大事なB型肝炎給付金
ただ書類を書いて提出するだけで、B型肝炎給付金を受け取る事ができるのであれば何とかなるという人も多いと思います。
しかし、B型肝炎給付金においては法的に証明する事ができる資料が必要になってきます。
B型肝炎給付金を受け取るためには、資料収集を行う事が何より重要だと考えられます。また、B型肝炎給付金の受け取り手続きについて自分で行う事もできますが、弁護士に任せる事もできます。
特に治療中や入院中の人は、すべて自分で対応するのが難しいため、B型肝炎給付金について任せるといいでしょう。
また、入院中の人は、弁護士相談を受けにくいと感じる事もある様ですが、出張相談を利用できます。
B型肝炎訴訟のガイドラインについて
受け取る事ができるB型肝炎給付金と定期検査費用
無症候性キャリアの場合には、B型肝炎給付金だけを受け取る事ができるのではありません。B型肝炎給付金の他にも定期検査費用を受け取る事ができます。
無症候性キャリアの場合には、B型肝炎給付金を受け取る事ができますが、病気を発症している人と比較すると、受け取る金額は低くなります。
しかし、B型肝炎給付金だけでなく、定期検査費用を受け取る事により、病気が発症した際には、早期に治療を行う事ができます。
症状がない人も、B型肝炎給付金と定期検査費用を受け取る事により、検査を受けて、必要があれば治療を受ける事が大事です。無症候性キャリアの人でまだ救済を受けていない人は、早く受けましょう。
B型肝炎給付金を受け取るには和解調書の提出が必要
B型肝炎給付金とは、病気の状態に応じて、国から支給される給付金のことです。
7歳になるまでの幼少期に、昭和23年7月1日から昭和63年1月27日までの間の集団予防接種を受けた方で、注射器が連続使用されたことによって、B型肝炎のウイルスに感染した方と、その方から母子感染した方が、B型肝炎給付金の支給対象です。
肝炎給付金の支給を受けるには、まず、国を相手として、国家賠償請求訴訟という訴訟を起こす必要があります。そこで、国との間で和解協議をして、一定の証拠を提出して、定められた要件を満たしていると認められると、和解成立となり、国と和解調書という書類を取り交わします。この和解調書を提出することによって、ようやくB型肝炎給付金を受け取ることができます。また、この書類は、平成34年1月12日までに申請しなければ、給付金はもらえません。この手続は、弁護士に依頼することもできますので、ご自分が対象になっているかの確認がてら、相談されるとよいでしょう。
弁護士に相談してB型肝炎給付金を受け取る
B型肝炎ウィルスに感染すると、肝臓癌などの疾病や最悪の場合は死に至るケースもあります。特に幼少期に受けた集団での予防接種において、注射器が使い回されていれば、ウィルスに感染している可能性もあります。
この場合は、B型肝炎給付金を受け取ることができますので、少しでも思い当たる節があれば、弁護士に相談するといいでしょう。弁護士は、この分野で十分な実績があること、納得いくまで説明を尽くしてくれること、料金体系が明確なことを選択の判断基準にすると選択しやすいです。
給付金を受け取るには、肝炎訴訟を起こす必要があります。手続きが煩雑な面もありますので、専門家に相談するのがベストです。